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2011年4月13日水曜日

ところで、実際に小惑星が地球に衝突する頻度はどのくらいでしょうか。

前々回くらいの記事の続きみたいなものなのですが、前々回くらいの記事で小惑星を迎撃するには核爆弾を使うしかないと書いたけど、これは本当だろうか?NASAは核ミサイル装備の迎撃システムを開発しているとかいう情報もある。批判も多いようだ。
http://wiredvision.jp/news/200708/2007080923.html
また、小惑星が地球に衝突する頻度はどの程度のものなのだろうか。

そのものずばりな記事がこれ。
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/usss/etc/symp4/usss4_bando.pdf

どうやら核爆弾を使うだけが回避策ではないようですね。いろいろな方法があります。確かに核爆弾は即効性が高いですけど、時間的余裕があれば他の方法でも問題なさそうです。

そして小惑星の衝突頻度は、直径25m級の小惑星ならば200年に1度くらいの頻度で衝突しているようです。このくらいの大きさだと空中爆発してしまうそうですが、爆発エネルギーはTNT換算で1メガトン、マグニチュードは7程度に相当するようです。大都市に直撃しない限りはそれほど大規模な災害にはならないそうです。

地域的な影響を与える50m(10MT)級の大きさだと2000年に1度あるかないかだそうです。東日本大震災は1000年に一度と噂されているので発生頻度は巨大地震の半分程度と考えて良いのだろうか。

ちなみに大陸規模の影響を与えるような300メートル(2000MT)級の小惑星と衝突する頻度は10万年に一度あるかないかという程度だそうです。

ということで以前ブログで書いた、巨大隕石の衝突に対しては核爆弾を使うしかないから核爆弾を製造するための原子炉を確保しておくのは価値のあることだと主張したのだけど、上記の通り説得力が弱かったなと後悔するのでした。

原子炉に替わるエネルギー源として個人的には地熱発電に期待しているですが、地球内部の温度が高いのは中でウランが燃えているからだという話を聞いた事がある。それなら地球そのものが天然の原子炉だなと思い興味を感じて調べてみる。

どうやら原子炉みたいに核分裂の連鎖反応が起きているわけではないらしく、普通にウランなどの半減期の長い放射性同位体の崩壊熱が地球の冷えるスピードを遅らせているらしい。

どの程度の割合が崩壊熱で生じているのか気になったのだけど、良い資料は見つからなかった。

・地球がなかなか冷えない理由は地球の中の放射性同位体が壊変するときの熱のため。
http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/kazan/Question/topic/topic74.html

・地熱学会のページ。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/grsj/whatbook/chapter1.html

さて、地球の熱源について調べていたら見つけた放射線のメモ。
放射線の電離作用で生物の細胞をどの程度破壊するかの説明がある。
http://www.mns.kyutech.ac.jp/~okamoto/education/nuclearpower/radiation-law-summary101027b.pdf

しかし、現在の技術では高出力高効率な地熱発電所を実現するのは難しいのではないかな。井戸を掘るだけでも1億円くらいはかかるのではないかな?効率を良くするにはより深くて高温な場所まで掘り進める必要があるだろうけど、あまり高温だと鉄もやわらかくなって掘削できなくなってしまいそうで心配だ。

できれば原子力は使いたくないんだけど、現実問題として他に安定して高出力の電力を供給できる発電方法が存在しないのだから、これまでの生活を改めるか原子炉を使い続けるかのどちらかしかない。節電も近年ではエコな取り組みが進んで企業でも一般家庭でも省エネ化や省エネ家電が普及してきて節電できる幅が少なくなっていると思う。放射性廃棄物よりも失業率が上がることの方が切実な問題なのかもしれない。

こうなったら技術革新を起こさないといけないので、今後の日本社会はこれまでにない急激な変化が良い方向に起こるのではないかと期待しています。といってもどのように変化するのか予想ができないので、自分としては「今までと同じようにやっていては駄目だから、別の方法を考えよう。」という意識を持つように心がけたい。

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