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2008年3月30日日曜日

Linux/OSS教育フォーラム2008

教育には興味があってインストラクターになるのも良いなと時々思います。Linux限定ですが・・・。でもやっぱり自分は単なるインストラクター職には満足できないだろうとも思います。 LPIの縁で教育フォーラムに行ってきました。なんだか経営的なお話が多かったので予想していた内容とは違うのですが、LPICが雇用を作る上で役に立っている事が分かりました。 私は未経験者にLPICを取らせただけでLinuxエンジニアと言って売り込んで現場に押し込むような営業のやり方は良くないと思っていたのですが、その後のフォローをしっかりすれば雇用を生み出すという重要な効果があったのだと認識を改める事ができました。 個人的にはLPIC試験をあまり高く評価していなかったのですが、社会がLPIの資格に求める役割を理解せずに批判しても意味が無いということですね。 それはそれで、やっぱり自分が目指しているものとは違うような感じがします。なんというかOSSの歴史的な背景をよく知っていないと、おかしなことになりそうで先行きに不安を感じます。つまり、自分達でこの自由でオープンな文化を守り続ける必要があって、それを忘れると自分で自分の首を絞めるような間違いを犯すのではないかと心配しています。例えば特定の企業・団体といった組織の利益のために自由やオープンな体制を損なう事に知らないうちに貢献してしまうような事態です。それが普通になってしまうとLinux/OSSの文化そのものが衰退して、それこそ金の卵を産むガチョウを絞め殺すようなものではなかろうかと、そうならないためにはやはり教育が重要なのだと思います。 そうだな、会社の利益を守るためにオープンなものをクローズドな状態にすることを求められた場合に、抵抗するような人間を企業は採用したいと思うかどうかを質問できたら良かったかもしれません。けっこう切実な問題です。 これって資格の問題ではなくて、単純に啓蒙・普及の延長になるのかな? 眠れなくなるから深く考えるのはやめよう。

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